冷蔵庫のもやしを最後まで!簡単・手抜きに見えない節約レシピ&飽きない使い切り献立
もやしは価格が安定していて家計に優しい食材の代表です。しかし、一度に使いきれなかったり、いつも同じ料理になってしまったりと、意外と悩むことも多いのではないでしょうか。この記事では、そんなもやしを最後まで美味しく使い切るための簡単な節約レシピと、献立のマンネリを防ぐアイデアをご紹介します。手軽に作れて、家族も喜ぶ「手抜きに見えない」もやし活用法で、毎日の食卓を豊かにしましょう。
もやしを長持ちさせる賢い保存方法
もやしは傷みやすい食材ですが、少しの工夫で鮮度を保つことができます。
- 冷蔵保存: 購入時の袋のまま冷蔵庫に入れるのではなく、保存容器にもやしを入れ、ひたひたになるまで水を加えて保存します。毎日水を交換することで、シャキシャキ感を長持ちさせることができます。だいたい3〜4日程度は保存可能です。
- 冷凍保存: 使いきれない場合は冷凍も可能です。洗って水気をしっかり切り、ジップ付き保存袋に入れて平らにして冷凍します。食感は少し変わりますが、炒め物や汁物など加熱料理には問題なく使えます。冷凍したもやしは凍ったまま調理に使うのがおすすめです。
簡単!もやしが主役の節約レシピ3選
もやしをたっぷり使った、簡単なのに満足感のあるレシピを3つご紹介します。
1. ピリ辛もやしナムル
火を使わずに電子レンジでできる簡単ナムルです。あと一品欲しいときや、おつまみにも最適です。
- 材料(2人分):
- もやし 1袋(200g)
- 醤油 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- 鶏がらスープの素 小さじ1/2
- おろしにんにく(チューブ) 少々
- ラー油 お好みで
- いりごま お好みで
- 作り方:
- もやしを洗って耐熱ボウルに入れます。
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で2~3分加熱します。もやしがしんなりすればOKです。
- ザルにあげ、粗熱を取りながら水気をしっかり切ります。
- ボウルに戻し、醤油、ごま油、鶏がらスープの素、おろしにんにくを加えてよく和えます。
- 器に盛り付け、お好みでラー油といりごまを散らしたら完成です。
- 節約・時短ポイント: 電子レンジ調理で火を使わず時短になります。調味料も基本のもので手軽です。
- 手抜きに見えない工夫: 器にきれいに盛り付け、いりごまを散らすだけで彩りが良くなります。ラー油で辛味を調整したり、刻みネギや韓国海苔をプラスするアレンジも可能です。
2. 豚バラともやしの重ね蒸し
もやしと豚バラ肉を重ねて蒸すだけのシンプルながら、見た目も美味しい一品です。
- 材料(2人分):
- もやし 1袋(200g)
- 豚バラ薄切り肉 150g
- 塩、こしょう 少々
- ポン酢 適量
- お好みで:大葉、かいわれ大根など
- 作り方:
- もやしは洗って水気を切ります。豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
- フライパンまたは鍋にもやしを敷き詰め、その上に豚バラ肉を広げて乗せます。これを繰り返します。
- 塩、こしょうを軽く振ります。
- 蓋をして中火で加熱し、豚肉の色が変わって火が通るまで5〜7分ほど蒸します。
- 器に盛り付け、ポン酢をかけて完成です。お好みで大葉やかいわれ大根を添えます。
- 節約・時短ポイント: 材料を重ねて蒸すだけなので洗い物が少なく済み、調理も短時間です。豚バラ肉は特売の時に購入するのがおすすめです。
- 手抜きに見えない工夫: きのこ類や白菜など他の野菜も一緒に重ねて蒸すと彩りも豊かになり、ボリュームもアップします。薬味に刻みネギや七味唐辛子を添えるのも良いでしょう。
3. もやしとニラのチヂミ風お焼き
もやしとニラを使った、もっちりとした食感のチヂミ風お焼きです。もやしの新しい使い道としておすすめです。
- 材料(2枚分):
- もやし 1/2袋(100g)
- ニラ 1/2束
- 薄力粉 100g
- 片栗粉 大さじ2
- 水 150ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- ごま油 大さじ2
- タレ:醤油、酢、ラー油などお好みで
- 作り方:
- もやしは洗って水気を切り、粗みじんにします。ニラは根元を落として小口切りにします。
- ボウルに薄力粉、片栗粉、鶏がらスープの素を入れて混ぜ合わせ、水を加えてダマにならないように混ぜます。
- 1のもやしとニラを加えて全体をよく混ぜ合わせます。
- フライパンにごま油大さじ1を熱し、生地の半分を流し入れて円形に広げます。
- 中火で両面に焼き色がつくまで、それぞれ3〜4分ずつ焼きます。
- 残りの生地も同様に焼きます。
- 食べやすい大きさに切り分け、お好みのタレを添えて完成です。
- 節約・時短ポイント: もやしとかさ増し効果のある粉類でボリュームが出せます。具材を混ぜて焼くだけの手軽さです。
- 手抜きに見えない工夫: 表面をカリッと香ばしく焼くのがポイントです。タレに大葉の千切りや白ごまを加えると風味が増します。
もやし活用!飽きない献立アイデア
もやしは副菜だけでなく、工夫次第で様々な献立に活用できます。
- もやしナムルを使った献立:
- メイン:鶏むね肉の照り焼き(もやしと同じく安価な食材)
- 副菜:もやしナムル
- 汁物:わかめと豆腐の味噌汁 もやしナムルは冷蔵庫で数日保存できるので、作り置きしておけば忙しい日の副菜としてすぐに食卓に出せます。そのまま食べるだけでなく、ビビンバの具材にしたり、冷麺に乗せたりとアレンジも可能です。
- 豚バラともやしの重ね蒸しを使った献立:
- メイン:豚バラともやしの重ね蒸し
- 副菜:きゅうりとワカメの酢の物(さっぱりと)
- ご飯:白ご飯または混ぜご飯 重ね蒸しは見た目も華やかなので、これ一品で食卓が豊かになります。残った蒸し汁に春雨などを加えてスープにしても美味しいです。
- もやしとニラのチヂミ風お焼きを使った献立:
- メイン代わり/副菜:もやしとニラのチヂミ風お焼き
- メイン(別途):魚の塩焼きなど(チヂミが炭水化物寄りなのでバランスを)
- 汁物:野菜たっぷりの味噌汁 お焼きは食事としてはもちろん、おやつや軽食にもなります。タレを変えたり、中にチーズなどを加えてアレンジするのも楽しいでしょう。
これらのアイデアを参考に、冷蔵庫にある他の安価な食材(豆腐、卵、きのこ、旬の野菜など)ともやしを組み合わせてみてください。
まとめ
安価で手軽なもやしですが、保存方法を工夫したり、調理法をいくつか知っておくことで、最後まで無駄なく美味しく使い切ることができます。ナムルや重ね蒸し、お焼きなど、定番から少し変わったものまでレパートリーを増やすことで、献立のマンネリ化も防げます。
今回ご紹介したレシピやアイデアが、日々の食費節約や食品ロス削減の一助となれば幸いです。ぜひ、今日から冷蔵庫のもやしを美味しく使い切ってみてください。